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カセ糸の写真からどんな模様が出てくるかを知る方法(その二)

この毛糸からどんな模様が出てくるか想像できますか?


カセ糸の写真からどんな模様が出てくるか想像するための手掛かりになる情報をまとめたのがこの記事です。

↓ ↓ ↓

カセ糸の写真からどんな模様が出てくるかを知る方法(その一)


※ 簡易的な方法ですので、複雑に染められたカセ糸には適応できないと思います。それでも、基本的なことを知っておくと応用できたり、便利なこともあるかもしれませんので余興として楽しんでくださいませ _(._.)_


。。。・・・。。。


そして今回、新たに別の染め方をした手染め毛糸でやってみましたのでご紹介しましょう。

こんなカセ糸があります

写真のように捩じられたカセ糸があります。

説明の都合上、一カセが50gで210mの長さの糸としましょう。

(実際の毛糸の長さと重さは異なります)

これを解くとこんなふうに染められています

捩じってあるカセ糸を広げるとこんなふうになっています。

糸を束ねた状態を楕円形に広げている図と見てください ^^;

カセの状態を見てこのように染められていることを推測するのは少し難しいかもしれませんが、

ポイントは1つ!


捩じられたカセ糸を見て、どの部分を見ても同じ色の組み合わせになっている


のであれば、このように染められているはずです。

この例では、どこを見ても「茶色」と「薄茶色」と「ベージュ」の3色しか見えませんよね。


。。。・・・。。。

さて、図の説明を続けますね。

この糸は210mの長さで、

最初の70mを「茶色」で染めてあります。

そして、次の70mは「薄茶色」で染められています。

最後の70mは「ベージュ」で染めてあります。

編んでみました

この糸を編むとこんなふうに模様が出てくるはずです。

履き口からつま先まで、模様の繰り返しがない模様になります。

この説明では省略していますが、濃淡をつけて染められていると綺麗なグラデーションが現れます。

実際には...

こんな美しいグラデーションが現れるソックヤーンでした!

カセ糸の写真を見たら、どんな模様が出てくるか想像しながら色選びを楽しんでくださいませ。

執筆者

© 2022 細野淳一 なないろ毛糸 DOITSUYA GmbH