おはようございます、細野カレンです。
春の朝、うっすらとした空気のやわらかさに包まれながら、このお便りを綴っています。

日々の暮らしが少しずつ軽やかになっていくこの季節、あなたの手の中には、どんな糸が残っているでしょうか。編みかけのセーター、仕上げたばかりのショール、あるいはしばらく触れていなかった毛糸玉のやさしい重さ――そうしたものたちに、ふと指先がのびるような朝もあるかもしれませんね。

今回は、英国「ROWAN（ローワン）」から届いた、とても特別な糸をご紹介いたします。
コットンウールという、春の肌にそっと寄り添う質感を持った、贈り物のための毛糸です。

オーガニックコットンを60％以上含み、そこに40％のウールが丁寧に紡がれたこの糸は、赤ちゃんの肌に触れるものとして安心してお使いいただけます。糸を構成するすべてがやわらかく、空気をたっぷり含みながらも軽やかで、編んでいる時間そのものが、まるで誰かを静かに思いやるような感覚をもたらしてくれます。

たとえば――
この春、はじめての孫を迎えるご家族に、やわらかなベビーウェアを編もうと考えている方がいらっしゃったら、どうぞこの糸を、ひとつの選択肢に置いてみてください。

そしてもうひとつ。
贈り物の相手が“誰か”である必要は、必ずしもありません。
自分自身に向けた、ちいさなご褒美としてこの糸をそっと手に取ることも、春という季節にはとても似合うと思うのです。

たとえば、首元にひと巻きするだけで穏やかな存在感を添えてくれる「マリケカウル」という作品。ケーブル模様が美しく浮かび、初心者の方でも安心して編めるシンプルな設計です。この糸の上品な風合いを、そのまま味わえる仕上がりになっています。

赤ちゃんのために。
大切な誰かのために。
そして、あなた自身の穏やかな一日を彩るために。
どの目的であっても、この糸がもたらすものは、やさしさと確かさに満ちています。

「編む理由」があるとき、その糸は、ただの材料ではなく、手から手へと想いをつなぐ存在になります。

どうぞあなたの今の時間にふさわしい一色を、そっと見つけてみてくださいね。
春のやさしい光が、あなたの手にも静かに届きますように。

ROWAN コットンウールの商品詳細は、こちらからどうぞ。

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