こんばんは、細野カレンです。
週の終わりの夜は、いつもより少しだけ手を休めて、静かに糸のことを考えたくなります。
今回ご紹介するのは、すでに生産が終了している「シンフォニーヤーンズ 草木染 フローラ」という毛糸です。メーカーのカタログからも姿を消して久しく、今となっては、あまり知られていない糸かもしれません。
とはいえ、その色、その佇まいは、とても印象的です。
Floraとは、植物相という意味をもつ名のとおり、すべての色が草木の染料から生まれています。藍、茜、マリーゴールドなど、いずれも昔から人の暮らしのそばにあった植物ばかり。色そのものが、すでに穏やかな記憶のようです。
この糸が私たちの手元に届いたのは、もう何年も前のこと。控えめでやさしい色合いにふさわしい紹介の仕方が見つからず、しばらく倉庫で静かに眠っていました。
でもいまなら、伝えられる気がしています。春が近づいて、何かをあらためて選びたくなるこの時季に、そっとご紹介したいと思いました。
販売価格も、あらためてすこしだけやわらかにいたしました。ほんの数かせずつですが、ご覧いただけたらうれしいです。
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