手順3つだけのカセ糸の解き方

扱いが難しそうなカセ糸ですが、実は全然難しくはないんですよ

カセ糸を編んでみたいけど、あれってそのまま編めるの?

解かないといけないみたいだけど、いったいどうやって?


。。。・・・。。。


扱いが難しそうなカセ糸ですが、実は全然難しくはないんですよ。

カセ糸が初めてのあなた、以前解こうとして絡まってしまい、それ以来敬遠しているあなた、この手順さえ押さえておけばもう怖くはありません。

では、早速やってみましょう!

手順1

糸を束ねている「糸」を見つけます

全部で3か所あります。

そのうち2ヶ所は上の写真のように、あまり糸(かせ糸と異なる糸で束ねられていることもあります)で単に縛ってあるだけです。

もう1ヶ所は、下の写真のように、糸口(糸の始めと終わり)が結び合わされています。

手順2

束ねている糸を切ります

あまり糸で縛ってある2ヶ所は、単に切って糸を抜くだけです。

糸口になる結び目は上のようになっていますから、ここを切って糸の始まりと終わりを覚えておきます。

糸端が分からなくなりそうでしたら、マーカーなどを結び付けておくと良いと思います。

切った糸端の片方が糸の始まりで、もう片方が糸の終わりになりますが、この時点ではどちらが始まりか終わりかは分かりませんが、次の手順で見つけますのでご安心ください。

手順3

糸の始まりを見つけます

糸端から、かせ糸を優しくゆっくりと手繰ってみて「するするする~」とこんがらがらずに抜けてくる方が、糸の始まり(巻き始め)になります。

糸の終わりを手にして手繰った場合には、糸が簡単には抜けてきませんからすぐに分かると思います。無理に引くとこんがらがってしまいますのでご注意ください。

手繰ってみて、おかしいな?と思ったらもう一端を試すようにしてください。

お疲れさまでした!

これで、カセ糸が無事に解けたので、あとは、お好みの大きさに玉巻するだけです。

カセ糸いろいろ

なないろ毛糸で扱っているカセのソックヤーンの一部です。

カセ糸入門にぜひご検討くださいませ。

ご注意:この中でショッペルのザ・ペアは特殊なカセ糸で、二つのカセ糸が重ねて捩じられていますのでご注意ください。

執筆者

©2022 細野淳一 なないろ毛糸 DOITSUYA GmbH